フォントを愛でる。文字にフォーカスしてデザインを紹介した本

本の概要

フォントにフォーカスしたフォントを楽しむ本

著者紹介

フォント部 (詳細不明)

読んでみて

フォントの基本解説から使われ方、作られ方、フォントの雑学といった感じの内容が扱われている。

フォントを観察

本の装丁、パッケージデザイン、看板、映画のポスター、映画の字幕などフォントがどのような場面でどのように使われているかが紹介されている。
使われている書体と、デザイナーがどのような意図を持ってその書体を使ったかという点が書かれているのは参考になるだろう。

フォントの作られ方

モリサワ、タイププロジェクト、モトヤ、フォントワークスの数書体とデザイナーがそれぞれ数ページずつ紹介されている。
個人的にはこの部分は面白いので、もう少ししっかりとページを割いてもらいたかった。

さいごに

デザイナー向けのフォント本と比べると文字や情報量もそれほど多くなく、内容も広く浅くといった感じで雑誌感覚でパラパラと読める。少し物足りなさは感じてしまうが、フォントに関する知識は少ないが興味はある、といった人が気になったそれぞれの専門分野に進むきっかけになるような本なのかもしれない。

何かを学ぼうとか、得ようとかいうものではなく、フォントのチラシみたいな本。

こんな人におすすめ!

  • フォントが好きな人
  • 装丁やパッケージデザインを見るのが好きな人