プログラミング初学者でもわかりやすい、ふりがな付きのPython基礎本

本の概要

プログラミング初学者にとってコードは時として呪文のようでもあり、それがプログラミング学習の挫折理由になってしまうことは多々ある。そんなニーズを踏まえ、近年優しい内容の教材も増えてきているが、その中でも個人的に読みやすいと思ったのが本書。
それぞれのコードのしていることにふりがなが振られていて、コード全体を通した読み下し文もあるのでコードの役割や意味が理解しやすい。

著者紹介

著者のリブロワークスは書籍の企画、編集、デザインを手がけるプロダクション。
リブロワークス自体は制作会社ではないが、Pythonのオンライン学習サイト『PyQ』を運営する開発会社、ビープラウドが監修している。

読んでみて

ひとつひとつのコードが何をしているのか、意味をつけて説明してくれているので初学者にもわかりやすいと思います。

例えば
print ( 4 < 5 )
という簡単なコードの上に「表示しろ、数値4、小さい、数値5」とあり、読み下し文として「数値4は数値5より小さい」の結果を表示しろ、とあります。
この結果は正しいのでTrueと表示されます。

ふりがながあることで細かい単位で何をしてるのか、読み下し文でコードの塊となったときにもそのコード自体の役割が頭に入って来やすい気がします。

内容が易しいので、この1冊で何かをつくりあげるのは難しいですが、それでもプログラミング初学者や苦手意識のある人にはとっきやすいでしょう。

すでに何らかのプログラミング言語をマスターしている人には必要ないでしょう。ただ、プログラミングは小難しい、根っからの文系だし、すべてが呪文に見えて全然頭に入ってこないって人にはおすすめです。中学生くらいでこれからプログラミングの勉強を始めるってお子さんにも良さそう。

こんな人におすすめ!

  • Pythonに興味があり、これからプログラミングを始めたい人
  • プログラミング学習で挫折したことがある人