本の概要
不安や不満といった悩みを手放して、幸せに仕事をするための考え方が書かれた本。
著者紹介
著者の倉園 佳三さんはインターネットマガジンの編集長から、ITコンサルタントを経て執筆家として活動している方だそうです。
読んでみて
人は一人では生きられないので回りを意識して、思いを込め、自分の個性を大事にしながら仕事をしようということが書かれています。
ヒップホップやレゲエなどの音楽で使われてきた『バイブス』という言葉を使っていて、カバーのデザインも今っぽいので若い感覚を期待していたのだけど、書いたのはなかなかのおじさんでした。
間違ってるとは思わないけれど、耳障りの良いことばかりが書いてあって、少しスピリチュアルというか宗教的な『バイブス』も感じてしまう。小説を読み慣れている人には表現が陳腐だし、ビジネス書を読み慣れた人にはこれといった具体策がなく、抽象的というか概念的な部分が多いので時間の無駄と感じてしまうかもしれません。
- 「ひとつ意識」と「バラバラ意識」
- 創造のエネルギーの申し子
- 私たちには、モノや他人が放つ五感で捉えられない「フワッ」を感じ取る能力がある
この手の表現が苦手な人はおそらく向いていないと思います。
自分にはあまり得るものがなかったが、Amazonのレビューを見てみたら意外と評価が高いようなので刺さる人には刺さるのかもしれない。
新卒で入った会社で苦しんでる若い人とか、仕事でもがいていて何かで気持ちを楽にしたい、そういう人は読んでみるといいかもしれません。
こんな人におすすめ!
- 今の働き方で苦しんでいる人